1949-08-10 第5回国会 衆議院 商工委員会 第28号 第四には賃金体形がくずれる。どうくずれるか。高く上つて困るというのではない。下つてしまうのだ。何円ベースというような問題があるが、このベースどころの問題じやない。山がこうなり、炭價がくずれる。そうして全産業状態はかくのごとくなる。そのために石炭から始まりまして、低賃金労働強化、時間の延長が必ず來る。つまり労働者を中心とするところの生活体系、賃金というものはこれによつてくずれる。 川上貫一